In-Sight® Explorer 4.9.0 リリースノート

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概要

本書は In-Sight® Explorer 4.9.0 について説明します。本書は次のトピックから構成されています。

更新されたリリースノートやマニュアル等は、In-Sight オンラインサポートセンターで入手できます。

システム要件

PC ハードウェア要件

最小要件

注意: ハードウェアの最小要件とは、In-Sight ビジョンシステムを 1 台だけ接続している PC を指します。

推奨要件

注意: 推奨されるハードウェア要件とは、4 台までの In-Sight ビジョンシステムを接続している PC を指します。

オペレーティングシステム要件

In-Sight Explorer は、次のオペレーティングシステムで動作することを確認しています。

In-Sight Explorer はそのほかのオペレーティングシステムでも動作することがありますが、前述の要件を満たさないシステムはサポート対象外です。

言語サポート

In-Sight Explorer は、次の言語をサポートしています。

サポートしている In-Sight ビジョンシステム

このリリースでは、次のシステムに対する新しいファームウェアが用意されています。

注意: In-Sight Explorer 4.9.0 は、不揮発性フラッシュメモリ容量 64MB 未満のビジョンシステムをサポートしていません。

旧バージョンのファームウェアに対するサポート

旧バージョンのファームウェアを搭載している In-Sight ビジョンシステムも、In-Sight Explorer 4.9.0 で正常に操作することができます。しかし、バージョン 4.7.0 より古いファームウェアについては十分にテストが行われていません。最適なパフォーマンスを得るには、In-Sight Explorer ソフトウェアおよびファームウェアは、同一バージョンを使用してください。

ライセンス

In-Sight Explorer 4.9.0 は、完全版とトライアル版の 2 種類のパッケージで配布されています。完全版は全機能を使用でき、使用期限が設定されていません。トライアル版は、30 日間使用でき、期限を過ぎると使用できなくなります。なお、完全版では、ご使用のネットワークに In-Sight ビジョンシステムが存在しない状態で、In-Sight Explorer のエミュレーションモードを使用するには、オフラインプログラミングキーが必要になります。

新しい機能

注意: 次の機能は、ファームウェアバージョン 4.9.0 にアップグレードしたセンサとともに In-Sight Explorer 4.9.0 を使用している場合にのみ利用可能です。すべての新機能を利用できるようにするため、ファームウェアをバージョン 4.9.0 にアップグレードすることを強く推奨します。

In-Sight Explorer の拡張機能

このリリースでは、EasyBuilder およびスプレッドシート開発環境に新しい機能が追加されました。次の新機能は、両方の開発環境に含まれています。

EasyBuilder® ビュー

新しいツール

ツールの強化

EasyBuilder ビューの機能拡張

スプレッドシートビュー

新しく追加された関数

次の関数は、In-Sight Explorer のスプレッドシートビューを使用している場合にのみ利用可能です。

関数の機能拡張

スプレッドシートビューの機能拡張

注意: マルチビュー接続機能を使用するには、VisionView アプリケーションを VisionView 1.6.3 にアップグレードする必要があります。

修正点

Note: Cognex テクニカルサポートを介して報告された既知の問題を追跡しやすくするために、Change Request番号 (CR#) が付与されています。

以前のリリースの変更内容については、以前のリリースノートを参照してください。

既知の問題

注: この節では、In-Sight Explorer 4.9.0 ソフトウェアの既知の問題およびその回避策について説明します。Cognex テクニカルサポートを介して報告された既知の問題を追跡しやすくするために、Change Request 番号 (CR#) が付与されています。

In-Sight Explorer 4.x.x をアンインストールすると、インストールされている他バージョンの In-Sight Explorer 4.x.x に Unhandled Exception エラーが発生する

問題: 複数バージョンの In-Sight Explorer 4.x.x (4.1.0、4.1.1、4.2.0、4.3.0 など)が PC にインストールされ、そのうち 1 つの In-Sight Explorer 4.x.x をアンインストールした場合、他バージョンの In-Sight Explorer 4.x.x を開くと、Unhandled Exception エラーが表示されることがあります。(CR# 61127)

回避策: Windows の [コントロールパネル] から、エラーが発生した In-Sight Explorer 4.x.x バージョンを修復します。この問題を解決するには、次の手順に従ってください。

Windows XP の場合:

  1. Windows の [コントロールパネル] から、[プログラムの追加と削除] を開きます。
  2. エラーが発生した In-Sight Explorer 4.x.x バージョンをリストから選択します。
  3. Cognex In-Sight Software 4.x.x ラベル下の [サポート情報を参照するには、ここをクリックしてください。] リンクをクリックし、[サポート情報] ダイアログを開きます。
  4. [サポート情報] ダイアログの [修復] ボタンを押します。

Windows Vista の場合:

  1. Windows の [コントロールパネル] から、[プログラムと機能] を開きます。
  2. エラーが発生した In-Sight Explorer 4.x.x バージョンをリストから選択し、右クリックします。
  3. 右クリックメニューから、[修復] を選択します。

PatMax パターンおよびパターン位置決め/検査ツールが曲がったモデル領域を正しく表示できないことがある

問題: PatMax パターンまたはパターン位置決め/検査ツールをジョブに追加し、そのモデル領域がドーナツ状に大きく曲がっている場合、モデルのサムネイル画像がツールの [登録済み画像] タブに表示されないことがあります。(CR# 60798)

回避策: サムネイルとして表示されないものの、モデルは有効で、使用可能です。モデルをサムネイルとして表示する必要がある場合は、モデル領域を小さくするか、または円環の内半径のサイズを小さくしてください。

ReadIDMax の実行時間がタイムアウト値を超える

問題: ReadIDMax 関数の実行時間が、指定されたタイムアウト時間を超えることがあります。(CR# 15993)

回避策: 超過分を考慮してタイムアウト時間を小さく設定してください。

In-Sight 7000 シリーズビジョンシステムのシリアルラインに関する問題

問題: CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールを使用するように In-Sight 7000 シリーズビジョンシステムを設定している場合、通常、電源 I/O ブレークアウトケーブルの RS-232 送信および RS-232 受信ラインは無効となりますが、電源 I/O ブレークアウトケーブルの RS-232 送信および RS-232 受信ラインを使用するようにビジョンシステムを再構築しても、シリアル通信は無効のままとなります。(CR# 21218)

回避策: CIO-MICRO または CIO-MICRO-CC I/O モジュールから、電源 I/O ブレークアウトケーブル上の RS-232 送信および RS-232 受信ラインの設定を戻した後、ビジョンシステムに電源を再投入してください。これらのラインが有効になります。

POWERLINK を有効にした In-Sight ビジョンシステムのファームウェアをアップグレードする際に生じる問題

問題: POWERLINK TCP/IP ゲートウェイ X20 CPU モジュールを介して In-Sight ビジョンシステムを POWERLINK に接続している場合に、In-Sight ビジョンシステムのファームウェアをアップグレードしようと試みても、POWERLINK ネットワーク上では正常にアップグレードが実行されず、ビジョンシステムに電源を再投入しなければならなくなる可能性があります。(CR# 21230)

回避策: POWERLINK TCP/IP ゲートウェイ HB 8815 モジュールを介して In-Sight ビジョンシステムを POWERLINK に接続してください。X20 CPU モジュールを介して In-Sight ビジョンシステムを POWERLINK に接続している場合、ビジョンシステムを POWERLINK ネットワークから切断し、POWERLINK を無効にしてから、アップグレードを試みることを推奨します。

In-Sight Explorer に In-Sight ビジョンシステムを接続中、POWERLINK PLC に変更を加えた場合に生じる問題

問題: POWERLINK ネットワーク上の In-Sight ビジョンシステムが In-Sight Explorer に接続されている場合に、PLC にダウンロードを試みたり、PLC のソフトウェア再起動を試みたりすると、ビジョンシステムを In-Sight Explorer に接続できなくなることがあります。(CR# 21242)

回避策: PLC に変更を加えたり再起動したりする前に、ビジョンシステムを In-Sight Explorer から切断してください。この問題が発生した場合、In-Sight Explorer に再度接続するには、ビジョンシステムに電源を再投入してください。

POWERLINK と In-Sight ビジョンシステム設定に関する制限

問題: In-Sight ビジョンシステムを POWERLINK 上ネットワークで使用する場合の制限は、次の通りです。(CR# 21234)

In-Sight 7000 カラービジョンシステムにおける POWERLINK サポート

問題: In-Sight 7000 シリーズカラービジョンシステム (In-Sight 7010C、In-Sight 7200C、In-Sight 7400C および In-Sight 7402C) において、POWERLINK はサポートされていません。(CR# 24004)

異なる Cognex Directory Server に同一ユーザ名が存在する場合に発生する問題

問題: 複数の Cognex Directory Server に同一のユーザ名が存在する場合、In-Sight Explorer はそのユーザを区別することができません。例えば、『John Doe』という名前のユーザが Cognex Directory Server "1" に存在し、他の『John Doe』が Cognex Directory Server "2" にも存在する場合、サーバのアクセス許可があるにも関わらず、John Doe は Cognex Directory Server "1" へのアクセスを拒否されてしまうだけでなく、Cognex Directory Server "2" へもアクセスできなくなってしまいます。(CR# 26355)

回避策: 複数の Cognex Directory Server を使用する場合、すべてのユーザに対し、固有のユーザ名を使用するようにしてください

ウィンドウがドッキングしていない場合、[レイアウトを保存する] を選択してもウィンドウの位置が保存されない

問題: In-Sight Explorer インタフェースのウィンドウ (In-Sight ネットワークツリーまたは In-Sight ファイルペインなど) をドラッグして新しい位置に移動し、In-Sight Explorer グラフィカルユーザインタフェースにドッキングしないようにした場合、[レイアウトを保存する] ボタンを押しても、ドッキングしていないウィンドウの位置は保存、リストアされません。(CR# 26843)

回避策: In-Sight Explorer を再起動する際には、ウィンドウをドラッグしてドッキングしてください。

In-Sight Explorer ツールバーが移動できない

問題: EasyBuilder ビューおよびスプレッドシートビューツールバーを、In-Sight Explorer グラフィカルユーザインタフェース外に移動することができなくなりました。(CR# 26231)

回避策: In-Sight Explorer を再起動する際には、ツールバーをドラッグしてドッキングしてください。

マルチビュー接続と VisionView 700

問題: VisionView 上でマルチビュー接続機能を使用するには、バージョン 1.6.3 にアップグレードする必要があります。ただし、VisionView 700 オペレータインタフェースパネルは 1.6.3 にアップグレードすることができません。(CR# 26698)

マルチビュー接続とジョブ実行時間

問題: マルチビュー接続機能の接続数が 2 またはそれ以上に設定されている場合に、正確なタイミングが必要だったり、最大許容メモリ使用量に近い状態でジョブを実行しているアプリケーションでは、マルチビュー接続機能の設定によってジョブ実行時間が長くなり、追加メモリが必要になったりします。(CR# 25869)

回避策: マルチビュー接続機能が、アプリケーションのジョブやメモリのパフォーマンスに悪影響を与える場合、[マルチビュー接続] ダイアログは 1 に設定してください。

iQ センサソリューションでオンライン時にパラメータを設定する場合に発生する問題

問題: 三菱 iQ センサソリューションに In-Sight ビジョンシステムを接続しているときに、オンラインモードのビジョンシステムにパラメータ設定 (Set Parameter や Set IP など) を実行しても、エラーコード C05C が正しく発行されません。(CR# 26990)

回避策: オンラインモードのビジョンシステムに対してパラメータ設定を実施しないでください。オンライン時に設定を変更しようとすると本来は書き込み処理が中止されたことを示すエラーコード C05C が発行されるべきですが、本バージョンでは発行されません。

三菱 GXWorks2 の言語を変更すると PLC プロジェクト内のビジョンシステム接続情報が失われる

問題: 英語版の GXWorks2 で作成されたプロジェクトをシーケンサにダウンロードし、日本語版の GXWorks2 にアップロードすると、In-Sight 5000 および In-Sight 7000 シリーズビジョンシステムのアイコンおよび詳細情報が消失してしまいます。逆に、日本語版の GXWorks2 で作成された PLC プロジェクトを英語版の GXWorks2 にアップロードしても、同様の問題が発生します。(CR# 27377)

回避策: PLC プロジェクトは、常に同一言語の GXWorks2 で操作するようにしてください。

EasyBuilder ビューの [通信] アプリケーションステップの変更を取り消す際に iQ センサソリューションに発生する問題

問題: EasyBuilder ビューの [通信] アプリケーションステップで SLMP スキャナプロトコルの編集中に、[フォーマット入出力] タブを使用して変更を加え、[通信] アプリケーションステップを離れた後で、[編集] メニューの [通信の変更の取り消し] を選択すると、アドレスマップファイルが破損します。(CR# 27483)

回避策: [編集] メニューの [通信の変更の取り消し] を選択せず、手動で必要な変更を行ってください。

Cognex Directory Server モードの In-Sight ビジョンシステムと DNS サーバに発生する問題

問題: In-Sight ビジョンシステムを Cognex Directory Server モードに設定しているときに、ビジョンシステムの検出に使用されている DNS サーバにそのビジョンシステムが接続できなくなった場合、そのビジョンシステムは In-Sight Explorer から接続できなくなります。例えば、DNS サーバを使用するネットワークにおいて、ラップトップ PC に Cognex Directory Server をインストールし、ビジョンシステムを Cognex Directory Server モードに設定したとします。その後、ラップトップ PC を DNS サーバにアクセスできない場所に移動した場合、In-Sight Explorer はエミュレータには正常に接続できますが、ビジョンシステムには接続できなくなります。また、ビジョンシステムに固定 IP アドレス設定することで、DNS サーバに接続不能にしても同様の問題が発生します。(CR# 27410)

回避策: Cognex Directory Server モードに設定されているすべての In-Sight ビジョンシステムが、設定に使用した DNS サーバに接続できることを確認してください。

Cognex Directory Server モードがサポートするユーザ名およびパスワード

問題: Cognex Directory Server モードの In-Sight ビジョンシステムでユーザ名およびパスワードに使用できる文字は ASCII/日本語のみで、使用可能な最大文字数は ASCII の場合 15 文字、日本語の場合は 7 文字となります。しかし、Cognex Directory Server および In-Sight Explorer ソフトウェアプログラムは、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、簡体字中国語およびスペイン語のユーザ権限 (ユーザ名およびパスワード) をサポートしており、使用可能な最大文字数は 30 文字です。Cognex Server 管理ユーティリティでフランス語、ドイツ語、韓国語、簡体字中国語またはスペイン語でユーザ権限を作成した場合、あるいは ASCII で 15 文字以上、または日本語で 7 文字以上のユーザ権限を作成した場合、そのユーザは Cognex Directory Server モードのビジョンシステムにログオンできなくなります。(CR# 28069 および 28079)

回避策: ユーザ権限を作成する際、ASCII または日本語で、ASCII の場合最大 15 文字、日本語の場合は最大 7 文字で作成してください。英語または日本語以外の文字を使用してユーザ権限を作成する必要がある場合は、Cognex 販売代理店までお問い合わせください。

FindPatMaxPatterns が異なる結果を返す

問題: 高い精度が要求されるアプリケーションで、FindPatMaxPatterns 関数が TrainPatMaxPattern 関数によって返されたパターンを検出するようにジョブを作成した時に、この 2 つの関数がサーチ・登録に異なる外部領域を使用する場合、1 ピクセル未満の誤差が報告されることがあります。ただし、どちらかの関数が角度やカーブのある外部領域を参照している場合、報告されるピクセルの誤差は 1 ピクセルより大きくなる可能性があります。(CR# 27205)

回避策: ジョブを作成する際に、FindPatMaxPatterns および TrainPatMaxPattern 関数が同一の外部領域を参照してサーチ・登録するか、ツール内部の領域を使用してサーチ・登録するように設定してください。.

最初の画像が指定の解像度で記録されない

問題: 大きなサイズのジョブファイルまたは実行時間が長いジョブを使用しているアプリケーションで、In-Sight Explorer を [記録/再生のオプション] ダイアログの [記録] タブで指定した以外の解像度で画像を表示するように設定している場合、In-Sight をオンラインに切り替えた後、最初に記録される画像は異なる解像度で記録されます。(CR# 27752)

回避策: これらのアプリケーションでは、[表示画像の設定] ダイアログの解像度の設定と [記録/再生のオプション] ダイアログで指定した解像度の値を同一にしてください。

Microsoft Internet Explorer 9.0 がインストールされた PC 上で In-Sight Explorer ヘルプファイルを使用する際に生じる問題

問題: Internet Explorer バージョン 9.0 がホスト PC にインストールされている場合に、In-Sight Explorer ヘルプファイルのトピックをいくつか開いた後にヘルプファイルを閉じると In-Sight Explorer が無反応になることがあります。(CR# 27559)

回避策: Internet Explorer バージョン 9.0 をバージョン 10.0 にアップグレードしてください。アップグレードが不可能な場合は、Internet Explorer バージョン 9.0 で [ツール] メニューから [互換表示設定] を選択し、[互換表示ですべての Web サイトを表示する] チェックボックスを ON にして、互換モードを有効にしてください。

複数のビューを数日間開いた状態で In-Sight Explorer を使用した場合にツールバーに生じる問題

問題: 複数のスプレッドシートビューに接続した状態で In-Sight Explorer を数日間実行し続けた場合、ツールバーが誤った場所に表示されることがあります。この場合、スプレッドシートビューのツールバーの表示を ON/OFF にしようとしたり、正しい場所に戻そうとしても、その状態から変更することができません。ツールバーおよびメニューは機能しますが、再配置することができません。(CR# 28114)

回避策: ツールバーの位置を変更するには、In-Sight Explorer を一度閉じてから再起動してください。その際、Windows タスク マネージャを使用して強制的にアプリケーションを終了する必要があります。

SurfaceFlaw 関数で画像が結果のグラフィックスとともに出力されない

問題: 角度やカーブのある領域を使用して設定した SurfaceFlaw 関数で、[歪みのない画像] チェックボックスを ON にし、[表示] パラメータを [入力と結果のグラフィックス] に設定した場合、赤いオーバレイグラフィックスのみ表示されます。(CR# 28320)

回避策: このようなアプリケーションでは、[表示] パラメータを [結果のグラフィックスのみ] に設定して、補正画像およびグラフィックスを表示してください。